YCLとは?

YouCanListenについて

YouCanListen(以下「YCL」)は、ドクター・キノシタが開発した英語固有の発音に焦点を絞ったEラーニングプログラムです。インターネットに繋がったPCが有れば、ブラウザのみで学習が出来ます。(※学習必要環境はこちら)

YCLでは、ネイティブの発音を正確に聞き取る「リスニング能力」を高めることができます。

※YCLで学ぶ発音はアメリカ標準英語となります。今世界で一番普及しているのもアメリカ標準英語です。




株式会社BLA
YouCanListen
ユーキャンスピーク開発者・代表取締役
ドクター・キノシタ(木下和好)

YCLの使命と対象

あなたはhat(ふちのある帽子)hot(熱い) hut(小屋) heart(心・心臓) hurt(痛む)の5単語の発音が全て異なることをご存知ですか?又それらを聞き分け、正確に発音することができますか?又たとえば liver(肝臓)と river(川)を瞬間的に聞き分け、正しく発音することが出来ますか?もしこれら全ての質問に対してYes と答えることが出来なければ、「YouCanListen(以下「YCL」)」は、あなたのために開発された発音教材です。

YCLは、ネイティブスピーカーが話す英語の全ての発音を正確に聞き取ることが出来るようになるために開発されました。

聞き取れない音は発音出来ないし又発音出来ない音は聞き取れません。これら2つの表現は一見矛盾しているように見えますが、実は「聞き取り能力」と「発音能力」は相互作用的に並行して伸びて行きます。やがて聞き取れる音は発音出来るし、発音出来る音は聞き取ることが出来るというレベルに引き上げられて行きます。YCLの使命はまさにそこにあります。

通じる英語を身に付けたいと願っている全ての人が、YCLの対象となります。又英語を少しでも学んだことのある人であるなら、YCLで「聞き取り能力」と「発音能力」を飛躍的に伸ばすことが出来ます。



YCLメソードの特徴

YCLのプログラムに沿って学んでいただくと、誰でも違和感なく、英語の発音を容易に習得することが出来るようになっています。日本語には無い英語の発音、あるいは日本人には区別がしにくい発音の全てを聞き取ることが出来るようになり、又それらを正確に発音できるようになります。


1. ゲーム感覚で容易に発音を習得することが出来る

YCLの最大の特徴は、徹底的に「二者択一」形式で進んで行くことが出来ることです。最初は選択を誤っても、何回か繰り返して行く内に、類似発音の違いを容易に聞き分けることが出来るようになります。

又1回の学習単位は、単語練習の場合は5分から30分、文章の練習の場合は10分から1時間で完成することが出来ますので、飽きることなく、又実力がアップして行くのを感じながら学びを継続することが出来ます。

2. 学習成果・進捗状況をリアルタイムで目で見ることが出来る

発音の選択が正しかったか誤りであったかは、リアルタイムで学習画面に色分けされて行きますので、習得状況がひと目でわかります。

そして各学習単位の学習成果は、「学習成果表」に色で示されますので、とてもわかり易いです。

3. 努力ポイントと認定級の発給

「YCL」の学びを続けて行くと努力ポイントが加算され(その使い道に関しては、時々案内が届く)、又到達レベルにより24段階の発音認定級が発給されます(「学習手順」に詳しく説明」)。



学習項目

YCLの学習内容は、大きく分けて以下の2項目になります。

1. 発音の聞き分け練習

二者択一で、類似発音の単語・英文の聞き分け練習と、文中における類似発音の単語・英文の聞き分け練習。

2. 発音を意味の違いとして聞き分け練習

同一の学習方法で、英単語・英文を聞き、その意味の違いを聞き分ける練習



英語の発音の特徴

1. 英語と日本語の類似発音

英語には、23の子音と25の母音(二重母音と長母音を含む)があり、48の音の組み合わせで成り立っています。それらの中で、日本語に近いかあるいは同じ発音が35コ(子音16+母音19)あり、日本語とは異なる発音が13コ(子音7+母音6)あります。

2. 日本語とは異なる子音とその使用頻度

以下の子音は日本語とは発音が異なるか、あるいは日本語には存在しないもので、YCLで集中的に学ぶ子音です。

各子音の % は使用頻度を示しますが、日常的に使われる単語の中にその発音が含まれる確率を示します。たとえば25%の場合、100コの単語が使われると、その子音が25回出て来ることを意味します。

  • richのような音節始めの[r] -- 25.8%
  • carのような音節尾の[r] -- 25.2%
  • lipのような音節始めの[l] -- 18.1%
  • hillのような音節尾の[l] -- 13.2%
  • [f](fun等) -- 10.8%
  • [v](very等) -- 6.8%
  • [w](wood等) -- 5.3%
  • [T](think等) -- 2.5%
  • [D](that等) -- 0.7%
  • [dJ](juice等) -- 4.1%

ここで注目すべき点は、【l】と【r】を合わせた使用頻度が82.3%であることです。すなわち100コの単語が使われると、【l】又は【r】が82回以上出てくることです。しかもlice(louse「しらみ」の複数形) と rice(米・ご飯) のように【l】と【r】以外は全く同じ発音のセットが数多くあります。 それでYCLでは、【l】と【r】の練習にかなりの重点が置かれています。

3. 日本語とは異なる母音とその使用頻度

以下の母音は日本語とは発音が異なるか、あるいは日本語には存在しないもので、YCLで集中的に学ぶ母音です。

各母音の % は使用頻度を示しますが、日常的に使われる単語の中にその発音が含まれる確率を示します。たとえば13%の場合、100コの単語が使われると、その母音が13回出て来ることを意味します。

  • [A'](hat等) -- 13.0%
  • [V'](cup等) -- 6.5%
  • [c':](fall等) -- 3.0%

次の3つの母音は上記の音節尾の【r】(使用頻度25.2%)に含まれるので、各々の使用頻度は25.2%の内訳となります。

  • [E':r](girl等) -- 4.2%
  • [o':r](door等) -- 3.6%
  • [a':r](car等) -- 2.9%

※YCLでは、上記母音以外の母音の練習も含まれています。

4. 母音を伴わない子音

YCLでかなり力を入れている学びのひとつは、母音を伴わない子音(英語には多い)の聞き取り練習です。なぜならそれらは日本人の耳になじまないからです。

日本語の音のかたまり(音節)は全て「子音+母音」で、子音の後に必ず母音が来ます(例外を除き)。子音の後に母音が来ると、子音の発音が明瞭になり、とても聞き易い音になります。

それとは対照的に、英語の音節には「母音+子音(it 等)」や「子音+母音+子音(bus 等)」のように子音で終わるケースが非常に多く、又2重子音「子音+子音」(start や fast 等)あるいは3重子音「子音+子音+子音」(street や length 等)もかなり多く使われています。すなわち英語では子音が母音より圧倒的に多く使われているのです。たとえばstrength(強さ)という単語ひとつを見ても、母音が1つしかないのに子音が6コもあります。それに対し、カタカナ式の「ストレングス」は母音が5つもあるので、英語とはかけ離れた発音となります。

(1)子音発音の2つのステップ

子音の発音を厳密に見ると、以下の2つのステップがあります。そして次に母音が来ない場合、すなわち母音を伴わない子音の場合、ステップ2が省略されたり非常に軽くなるケースが多く、日本人の耳にはより聞き取りにくい発音となります。

<ステップ1>

息(有声子音の場合は声)をせき止めたり(【b, p, d, t, k, g, tS, dJ】)、圧迫したり (【f, v, s, T, D, S, J】)流れを変えたり(【l, m, n】)する瞬間。 たとえば lip のp を一旦両くちびるを閉じ【i】という音を遮断する瞬間。 この瞬間は「呑まれた子音」で、音エネルギーが減少し、物理的に聞こえにくい発音となります。

<ステップ2>

止めたり、圧迫したり、流れを変えた息(声)を開放する瞬間。

lip の場合、両くちびるを破裂させて息を吐き出す瞬間の p がステップ2となります。この場合も、息(声)の開放度合いが少ないと聞きにくい子音となります。

以上の2つのステップがきっちり守られていると、より聞き易い子音になります。アナウンサーのしゃべりや歌手が歌う時などがそうです。ニュースや歌の使命は内容をはっきり伝える所にあるので、ステップ2がとても大切になります。

(2)気楽なノーマルスピードの会話の子音

普通のスピードで気楽に話される英語の場合、子音がステップ1で終わるケースが非常に多くなります。たとえば lip の p は、くちびるを閉じ、【i】の音を遮断するだけで終わってしまうのです(呑み込まれた子音)。

ステップ1では子音の音エネルギーが非常に少ないので、日本人の耳にはとても聞きづらい音となります。

でもネイティブスピーカー達にとってはごく自然な発音で、文脈がはっきりしていれば、明確に聞き取ることができるのです(物理的に音として存在しないに等しくても、聞く側の脳で再生されるケースが多い)。YCLにはステップ1で終わる子音を、文脈によって聞き取る練習も含まれています。

(3)文末の子音

日本人にとってさらに聞きにくいのは文末の子音です。なぜなら文末の子音のエネルギーは更に低下するからです。

 英語の抑揚の基本は「中→高→低」で、必然的に「高」の部分が一番強く発音されます。そして文末は低くなり(普通の疑問文以外)、音エネルギーが減少します。それで文末の子音は2重に音エネルギーが下がり、高性能のテープレコーダーに録音しゆっくり再生しても音として認識できない場合も多くなります。

でもネイティブスピーカー達は、存在しない音を文脈によって聞き取ってしまうのです。すなわち脳でその音を再生してしまうのです。

YCLにはスピード英語の文末の子音を、文脈によって聞き取る練習も含まれています。

5. アクセントの有無により変化する母音の発音

「英語の母音 a, e, i, o, u にアクセントが付く場合、それぞれ2種類の発音があり、又それらが非アクセント化された時、発音が省エネ化することも英語の特徴です。

(1)アクセント母音の2つの発音

a の場合:

短母音 【A'】 (cat 【kA't】等)
2重母音 【e'i】 (date 【de'it】等)

e の場合:

短母音 【e'】 (pen 【pe'n】等)
長母音 【i':】 (theme【Ti':m】等)

i の場合:

短母音 【i'】 (sit 【si't】 system【si'stEm】等)
(yも同じ) 2重母音【a'i】 (like 【la'ik】 sky【ska'i】等)

o の場合:

短母音 【a'】 (hot 【ha't】等)
2重母音【o'u】(home 【ho'um】等)

u の場合:

短母音 【V'】 (cut 【kV't】等)
長母音 【ju':】 (cute 【kju':t】等)

各アルファベットの2重母音あるい長母音の発音は、アルファベットの名前と同じ発音になるので、把握し易いのですが、日本人は、eの長母音を【i':】ではなく【e':】と発音する傾向があり(例えば meter【mi':tEr】を「メーター」に)、aとoの2重母音【e'i】と【o'u】をそれぞれ長母音【e':】と【o':】に発音する習慣があります(たとえば name 【ne'im】を「ネーム」に、そして dome【do'um】を「ドーム」に)。

実は英語には【e':】又は【o':】という長母音は存在せず、それらが長くなる時は、必ず2重母音すなわち変化を伴う母音【e'i】又は【o'u】になります。

「YCL」では、これらの母音の区別が出来るように仕組まれています。

(2)省エネによる母音の発音変化

英単語のどこにアクセントが付くかにより、母音の発音が著しく異なります。なぜなら、母音が非アクセント化されると、以下のような省エネ発音に変化するからです。省エネ化が進めば進むほど右よりの発音になります。(【E】は口の全ての力を抜いた「半母音」)

a の場合:

A'】/ 【e'i】 → 【i】 →【E】→ 完全消滅
(例えば private の vate は「ベート」ではなく【vit】に、又 Satan のtan は「タン」ではなく【tn】に)

e の場合:

e'】/ 【i':】 → 【i】 →【E】→ 完全消滅
(例えば economy の e は「エ」ではなく【i】に、又 closet の set は「ゼット」ではなく【zEt】に)

i の場合:

短母音 【i'】/ 【a'i】 → 【i】 →【E】→ 完全消滅
(例えば devil のvilは「ビル」ではなく【vl】に)

o の場合:

短母音 【a'】/ 【o'u】 →【E】→ 完全消滅
(例えば carton のtonは「トン」ではなく【tn】に)

u の場合:

短母音 【V'】/ 【ju':】→【E】→ 完全消滅
(例えば focus のcusは「カス」ではなく【kEs】に)

この原則により、例えば名詞の record と動詞の record は全く異なる発音になります。なぜならアクセントの位置が異なるからです。名詞は record【re'kErd】(日本人の耳には「レカード」に響く)に、そして動詞は record【riko':rd】(日本人の耳には「リコード」に響く)という発音になります。又 chocolate は「チョコレート」ではなく【tSa'kElit】で、日本人の耳には「チャカリット」のように響きます。

「YCL」の学びにはは、これらの非アクセント母音の発音も含まれています。

6. 話すスピードが上がると発音の省エネ化が進む

英語と日本語の決定的な違いは、英語の場合、話すスピードが上がれば上がるほど発音の省エネ化が進むことです。すなわち発音が著しく変化することです。母音や子音の発音が変化するだけでなく、発音そのものが消滅することもしばしばです。  たとえば interesting はスピードの速い日常会話では【i'ntErEstiN】ではなくnの後のt が消滅し【i'nErEstiN】(日本人の耳には「イナラスティン」に響く)と発音される可能性が高くなります。又 I want to は【a'i wV'nE】「アイヲナ」に、そして I'm going to は【A'im gEnE】「アイムガナ」のように変化します。  これらの発音が正しいか正しくないかを論じる以前に、多くのネイティブスピーカーが、日常会話ではこのような省エネ発音が進んだ話し方をするので、これらの発音にもなれておく必要があります。